矯正歯科

患者さまにとって最適なメニューをご提案いたします

むろふし歯科・矯正歯科では、患者さまのご要望や症状に合わせ、数あるメニューの中から最適なプランをご提案いたします。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)を使った透明で目立たない治療や従来からのワイヤー(白い物を使用)を使った治療、子供さん向け治療(プレート、歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)使用)など様々なメニューをご用意していますので、まずはお気軽にご相談ください。

費用はどの位かかりますか?保険は適用されますか?

治療開始時期、症状によります。保険適用外の自費治療になりますが、子供・成長期の矯正治療は医療費控除の対象となることもあり、税制的にも配慮されています。
・小学生(永久歯がはえそろうまで) 20万円~23万円 + 処置料 月1回3,000~5,000円
・中学生以降(永久歯がはえそろった状態) 55万円(ワイヤーよる矯正)~75万円(マウスピース型矯正装置(インビザライン)による矯正)+処置料月1回が目安3,000~5,000円

何歳位からはじめるのが良いでしょうか?

矯正歯科学会では7歳からの矯正治療を推奨しています。これは、永久歯の前歯と臼歯が生え変わる混合歯列期にあたるためです。この時期から始めることにより、口の周りにある筋肉のバランスを整えて顎全体の成長を助けることが出来ます。食生活の変化により顎が小さく、永久歯が並びきらないと予想される子供が増えていますが、成長に合わせて顎を広げる装置を用いることにより、将来的に歯を抜く可能性を減らすことも出来ます。

大人になってからでも可能ですか?

可能です。大人の矯正治療は、同時に歯周病治療や過去に治療した歯の調整なども必要なことがあり、歯周病や補綴の専門医と連携して治療を行う必要があります。その為、成人矯正と子供の矯正治療とは違う専門の分野に分かれています。

痛みや、日常生活において不便なことはありますか?

歯を移動させる訳ですから全く痛みが無いとはいえませんが、摩擦抵抗の少ないブラケットや体温の変化で力の強さが変わるチタニウム合金製のワイヤーなど最先端の材料を使用すことで、痛みも少なく体に優しい治療が可能です。また、歯の色に合わせた白、もしくは透明な装置を使い目立ちにくい治療も行っています。その他、症例によっては、マウスピース型矯正装置(インビザライン)という透明で見えにくい矯正装置を使うことも可能です。

何か注意すべきことはありますか?

一番大切なことは、患者さんが治したいと思う気持ちです。子供の矯正治療では、取り外しの出来る装置を使うことも多く、本人が使ってくれないと効果が得られません。また、嫌々治療をしていると歯磨きが雑になり虫歯を作ってしまう傾向があります。ご家族の応援や励ましの言葉も大切です。健康な歯、きれいな歯並びのために、私達スタッフ一同も患者さんと共に頑張りたいと考えています。

咬み合わせが悪いとどのような支障をきたしますか?

上下の歯がきちんと咬み合ってない訳ですから、歯磨きがし難く虫歯や歯周病の原因になることが考えられます。また見た目が悪いことから、コンプレックスになることが心配されます。特に女の子の場合、年頃になり「なんで子供のころに矯正治療してくれなかったの!」とお嬢様に泣かれた・・・よく親御さんが相談にいらっしゃいます。

矯正治療が必要な症状はありますか?

学校歯科検診で不正咬合を指摘された場合や、見た目で悩んでいる、前歯で噛み切れない、唇を閉じることが出来ない、などの症状があげられます。

どの位の期間で治療は完了しますか?

治療の開始時期、症状により、数ヶ月から数年まで幅があります。但し、虫歯を作らないためにもブラケットを装着してからは、可能な限り一年半から二年半で治療が終わるようにしています。

治療はどのようにして進めていくのですか?

矯正治療の必要性がある場合は、歯型・エックス線写真・顔・口腔内写真等の資料を取り、それを基に診断、治療計画を立てます。詳細な説明の後に、ご同意が得られれば治療スタートです。

歯磨きは普通にできるのですか?

もちろんできますが、丁寧な歯磨きが必要になります。ブラッシングの指導を行いますので心配は要りません。

八重歯(叢生)と矯正

歯並びについての欧米と日本との受け止め方の違いに「八重歯」があります。日本では愛らしいチャーミングポイントとして好まれがちですが、欧米では吸血鬼のようだとして快く思われません。八重歯は顎の大きさと歯の大きさの不調和により生じ、歯磨きがうまく出来なかったり、咬み合わせがズレたりするので虫歯や歯肉炎を引き起こす原因になります。美意識、健康志向の高まりから、最近では八重歯を矯正する人が増えています。成人してからの八重歯の矯正治療は、抜歯が必要になります。八重歯自体は抜かず、正常な位置に戻すことを阻んでいる歯のみを抜歯します。小学校低学年から治療をすれば、抜歯せずに歯並びを整えることが出来ます。八重歯の受け止め方に違いはあっても、歯並びの美しさという点では万国共通です。八重歯のある方は、きれいな歯を長く保つためにも、矯正治療がお役に立つと思います。

受け口(反対咬合)と矯正

受け口とは、上下の歯が反対に咬み合っている不正な咬合状態のことを言います。原因としては、上下の顎の骨の位置がズレ、歯の傾き具合の異常、上下顎骨の大きさの異常などがあります。受け口を放置すると見た目だけで無く、歯と歯が異常な位置でぶつかり合い、歯が削れたり、骨の中に炎症が起こり、歯肉が退縮し歯根が露出することもあります。治療法としては、上下顎の噛み合わせの位置がズレている場合は、小児の早期治療が効果的で、フレンケル装置(右図)などを用い治療します。フレンケル装置は、プレートにより頬や舌による圧を排除し、顎の発育を促したり抑制する役割を持っています。また、歯の傾きや上下顎骨の大きさに異常がある場合は、歯を抜いたり顎の骨を切断する手術が必要になります。早期治療により、口腔周囲筋のバランスを整え、良好な成長発育を助けることが、有効な治療法であると考えられています。

矯正治療で起こりえるリスク、副作用

① 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。 
② 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
③ 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
④ 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと 隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
⑤ 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
⑥ ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
⑦ ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
⑧ 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
⑨ 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
⑩ 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
⑪ 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
⑫ 矯正装置を誤飲する可能性があります。
⑬ 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
⑭ 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
⑮ 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
⑯ あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
⑰ 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になる ことがあります。
⑱ 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、完成物薬機法対象外の矯正装置であり承認薬品を対象とする医薬品副作用共済制度の対象外となる場合が有ります。

何か疑問や不安に思うことなど、何なりとお気軽にご相談ください